豪雨で被災する日の朝にかかってきた不思議な電話

スピリチュアルなお仕事をしていたり、見た目や雰囲気から霊感があると思われることもある私ですが、意外と鈍感です。

霊感があるという友人と旅行に行って「いや、このホテルはちょっと…」というようなホテルに泊まっても、意外とケロッとしていたりします。

そんな私でも、今までに不思議な体験をしたことが何回かあります。
今日はその中の一つを書いてみたいと思います。

目次

豪雨被災する朝にかかってきた不思議な電話

ご存知の方もおられるとかもしれませんが、我が家は2018年の広島の豪雨災害で被災しています。

左に見える壁が住んでいた家の壁。今は別のところに住んでいます。

とはいえ、当時の被害の大きなお家の皆様に比べたら可愛らしい被害でしたが、一人でいる家の横の山が夜中に崩れて、寝室に木が刺さったという経験はなかなか大きな体験でした。

これは数日後の様子。

実は、その被災する(予定の)日の朝、知らない電話番号から一本の電話がかかってきていました。

2025年の今であれば、知らない電話番号から電話がかかってきても出ないと思いますが、当時はまだそれほどの警戒心もなかったので、その知らない番号の電話に出てみると…。

かけてきたのは東京・三鷹に住んでいるとあるヒーラーさんでした。

とはいえ、そんなに頻繁にお世話になっているヒーラーさんではなく、その前の月に1回だけ、セッションを受けたことのある方です。

まさかそんな方から電話がかかってくるとも思わず、何事だろうと思いながらお話を聞いているとその方が

「広島は雨が降っていますか?」

と聞かれたのです。

その時はまだ私の住んでいるところはまだ雨が全く降っていなかったので

「いえ、全然降っていないですよー」

と答えると、ヒーラーさんが

「そうですか。今日、広島は雨がすごく降るみたいなので、気をつけてくださいね」

と言われました。

天気予報も何も見ていなかった私は、「あぁ、そんなんだ」程度に思って

「それはわざわざありがとうございます」

とだけ答えて、特に他にお話をすることもなく電話を切りました。

被災時の様子

まだ、私は豪雨の経験などがなかったので「なんで雨くらいであの人電話かけてきたんだろう..」.と思いつつも、そのまま1日を過ごしました。

雨足が強まっていったのは日が暮れた後だったと思います。

避難指示が出ていたのかどうだったのか、もう記憶が定かではありません。

ただ、主人は帰宅途中に道路が通れなくなり、帰宅難民状態で、私は一人で夜を過ごすことになりました。

念の為、近所の人が避難しているかどうか寝る前に確認したのは覚えています。

周りの家の明かりがついているのを確認して、さらに山に面している寝室は避けて、緊急用の笛を首にかけてリビングのソファで眠りました。

そして深夜、真夜中も随分過ぎた頃に、聞いたこともない轟音と衝撃で目が覚めたのでした。

外に出るとこれ(写真は翌日以降かも…)

幸い、私自身に怪我はありませんでしたが、寝ているはずだった寝室にひいてあった布団の上には割れた窓ガラスが散らばっていました。

これも数日後の様子。青いビニールシートの辺りに洗濯物と布団がありました。

もし、警戒せずにそこに寝ていたら、大怪我ではなくとも、多少の怪我はあったことだと思います。
自分の心配性というか、防災意識の高さ(?)に身を助けられた数少ない体験です。

そういえばあの電話って…?

さて、被災の日の朝にかかってきた電話のことを思い出したのは、被災した後しばらく経ってからでした。

そういえば、あの電話なんだったんだろう。

広島の天気予報が大雨だからって、1回しか来ていないクライアントにわざわざ電話するだろうか。

それに、豪雨になったのは線状降水帯が発生したことも関係しているので、ただでさえ予測できない線状降水帯を朝イチに関東方面の天気予報で報道されていたとも思えず…。

後にも先にも、もちろん被災した後にも、そのヒーラーさんから電話がかかってきたことはありません。

その後、そのサロンを訪ねてもいないので、ご本人に確認はしていないのですが…。

もしかしたら、何か察知されていたのかもしれません。

私はもともと建物の耐震性なども割と気にする方ですし、常に緊急時用のホイッスルを持っているくらいなので、電話がなくても山側の寝室は避けて寝ていたかもしれませんが…。

それでも、あの電話があったからこそ、無意識により警戒した可能性はゼロではないと思います。

宇宙からの「おい、ちょっとあまりにも無警戒だけど、少しくらい今日の雨は警戒しろよ」というメッセージをそのヒーラーさんが拾って届けていくれたのかもしれません。

被災にまつわる不思議なご縁

ちなみに、家の隣の山が崩れた晩は、同じアパートの反対側に住む子供連れのご家族のお宅に避難させてもらいました。

存在は知っていたけれどほとんどお話もしたことのないご家族でしたが、快く一晩滞在させてくれ、大変ありがたかったです。

そして、そのご家族の奥様とはその後勤めた会社での同僚になるという…なんとも不思議なご縁でした。

私はすでにその時、その後勤める会社から内定は出ていたので、会社からもすぐに連絡があり、その後上司となる方とも勤務が始まる一足先にお会いすることとなりました。

そもそも夜見る夢を見て、面接することを決めた会社ですが、その流れも含め何か、不思議な縁や力を感じずにはいられない体験でした。

もちろん、そんなことを言ってはいられないほど、大きな被害を受けた方も、亡くなられた方もおられた災害です。

亡くなられた方のご冥福を改めて心よりお祈りするのと同時に、その被災の影響で人生が大きく変わってしまった方々にも心を寄せたいと思います。

人生、何が起きるかわからない。

今この瞬間、生きているということ自体が不思議で奇跡であることを、また思い出しながら生きていきたいと思います。





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