プロセスワークを学び出して以降、何か大事な決断をする時には必ず「夜見る夢」を確認することにしています。
数年前に突然、「一旦会社員をやろう!」と思い立った時にも、最終的にどこの会社に入るかは、ほぼ夢が教えてくれたと言えるでしょう。
今日はその時見た夢と、その後の実際の展開を書いてみたいと思います。
会社員になろうと思った経緯

(普通に考えたらやばい人 苦笑)
プロフィールにも書いているのですが、2017年辺りに一度「スピリチュアルが極まったような体験」をしたことがあります。
「なんだそれ?」という感じだと思いますが、要するに「今まで持っていた思い込みがほとんど全て溶けて、この世界は一つの大きな繋がりであることが急に見えた」ような体験で、それ以来、それまでやっていたような活動や発信(ワークショップの企画・主催やヨガクラスの運営・告知、自分の内面を吐露するような発信など)が急にできなくなってしまったのです。
根本からそれらをする熱意がごっそりなくなったような感覚でした。
代わりにその「スピリチュアルが極まったような体験」の期間に急にはたと、
「なぜ私は自分はあれができない、これができないと言って、多くの人が普通に楽しんでいるこの世界を楽しんでいないんだろう。もしかしたら、自分にもできるんじゃないだろうか。」
と思った瞬間があり(正確にはもう少しそこに焦りのような気持ちもあったのだけど)、それをきっかけに一度会社員をしようと思って就職活動を始めています。
30代での就職の壁
とはいえ、当時もう30歳を超えていましたから、今更会社勤め経験のない大した資格も持っていない既婚者の女性が入れる会社なんてそうそうないのが現実です。
そして、そもそも入りたいと思う会社もなく、求人情報ばかり見て途方に暮れていた時期もありました。
そんな時、ふと目に飛び込んでいたのが、その後入ることになる会社の求人です。
最初は「ここだ!」と思ったものの、条件を読むと明らかに自分は会社から必要とされている経験をあまり持っていないことに気づきます。
ただし、その経験に近しい経験は持っているし、その会社のコンセプトは理解できる気がする…。
そんな想いは自分の中にありましたが、それで通る自信もなく、一旦は諦めて他の仕事を少しだけ始めました。
しかし、そんな中である夜、夢を見たのです。
その壁を乗り越えさせた夜見る夢とその結果
その時見た夢は以下のようなものです。
入りたいなと思っている会社がやっているお店がある。そのお店に入って一周お店を見るけれど、欲しいものが何もなくて、一旦外に出る。
でも何か気になってお店に戻ると、お店の奥に大きな日本地図がある。各地の特徴がイラストで書いてある地図だ。
自分はその日本地図の前に立ち、広島のところに厳島神社の鳥居とルービックキューブがあるのを見る。
そのルービックキューブを手に取ってガチャガチャとする。
夢を見て起きた瞬間、「履歴書を送ろう」と思いました。
というのも、「一旦出たけど、また戻る」「日本地図の中の広島」「そこにあるルービックキューブを手に取って、やろうとする」という流れに今の自分の状況やその会社が出しているコンセプトと重なる部分を感じたからです。
「多分、いける」
そういう謎の確信がありました。
その後、面接を受けて、無事最初はパートとしてですが採用してもらい、1年経たない内に契約社員に、その後、最終的には社員にまでさせてもらって5年半ほど勤めさせてもらいました。
正直、人気のある会社なので、社員になるのはそんなに簡単ではなく、私より明らかに実力のある人たちがチャンスを逃していく中で、大して社風にも合っておらず、経験もそんなにない私が5年半も残らせてもらったのは本当に運がよかった、というかプロセスがそうさせていたのでは、と感じさせられます。
色々あったけれど、本当にいい経験をさせてもらいましたし、30代にやっておいてよかった経験の一つだと思います。
夜見る夢を生きるということ
私はもともと直感のようなものが強いタイプだと思いますが、いつでもそれよりももう少し確かな人生の指針が欲しいと思っていたように思います。
そんな中で「夜見る夢」というまだ自覚できていない自分の内面からメッセージを受け取り、人生の指針とできるようになったことは本当に安心感を与えてくれています。
プロセスワークで夢を扱うと、悪夢としか思えなかった夢が扱ってみると今の自分に必要なメッセージを持っていたり、自分が体験している現実と酷似していたりすることに驚きます。
それらをちゃんと丁寧に紐解いて取り入れていくと、自分の人生をちゃんと生きられているような気がするのです。
まぁ、その人生も夢なんですけどね(笑)
9月の広島でのプロセスワークのワークショップまでに、私がこの10年くらい貯めてきた色々なプロセスワークの体験を書いていきたいと思います。
届く人はわずかだと思いますが、誰かの何かのインスピレーションになれば幸いです。
次回は「夜見る夢を生きるということー子供の幼稚園を決める編」を書こうと思います。